9月23日(9/23 20:19)
今日の歴史 江戸
問題264
京都の道は真っすぐなのに、江戸の町並みは渦状の理由は?
答え 用心のため
平城京(奈良)や平安京(京都)が、中国の都城をまねて条坊制で区画されていたのはよく知られています。だから現在でも、奈良や京都はその名残りで道が真っすぐで、碁盤の目のような街並みです。これに対して江戸の町はどうでしょうか?現在の東京を代表する道路といえば環状六号線・環状七号線・環状八号線などですが、これらでわかるように道は真っすぐではなく、ぐるっとまわっています。これは江戸時代からそうで、東海道・中仙道などの大きな道は江戸の町に入ると、ぐるりと回って最後に小伝馬町に集まっていました。なぜ渦状になったかというて、徳川家康が江戸の町を造るとき、非常に用心したからです。というのは、当時の主な武器は刀ではなく鉄砲になっていました。刀と違って鉄砲だ200mくらい先の敵でも倒せます。道が真っすぐだと、いざという時、簡単に攻め込まれてしまいます。江戸幕府ができて間もない頃は、政情不安定でいつ倒されるかわからないような状態だったので、家康はいざという時に備えたのです
知れば知るほど用心深い人…
なつ