6月24ひ(6/25 01:26)
今回の歴史 レンブラント
問題174
強い明暗対比や色彩感覚から「光の魔術師」と呼ばれるオランダのバロック画家・レンブラント。彼の代表作『夜警』に隠された秘密とは?
答え 本当は昼間の絵だった
「光の魔術師」という異名を持つレンブラントの代表作のひとつが『夜警』です。アムステルダムで組織された市民たちによる自警団が、パトロールに出ようとしている場面を描いた作品で、世界史の教科書でもおなじみです。『夜警』として知られていますが、レンブラントがつけた正式なタイトルは『フランス・バニング・コック隊長とウィレム・ファン・ラウテンブルク副長の率いる市民』というもの。『夜警』は、全体がくらいことから後世に広まった名称です。そもそもこの絵は、夜ではなく昼間の場面を描いています。もともと明るい色彩の絵でしたが、後世にこの絵を所有した人々が絵を保護するためにニスを塗り重ねたせいで画面が暗くなり、いつしか夜の場面を描いたようになってしまいました
それが事実ならば…ニスを剥がすべきなのか…それとも、そのままがいいのか…悩ましい…
なつ